原点からの化学 化学の理論
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本書は,根底にあるたった一つの事実を出発点にした高校向きの化学の理論の参考書です。化学の理論を根底から学びたいという高校生,化学を再学習しようとする人,高校現場で教えるヒントを探している先生方におすすめです。約80題の例題がついていますので,大学受験に必要な実戦力を身につけることもできます。
もくじ
第0章 エネルギーと乱雑さ
1 ツブの持つエネルギー
2 原子,分子の運動工ネルギー
3 原子,分子の位置エネルギー
4 エネルギーと乱雑さ
ここまでで位置エネルギーが熱として出ていくことがわかるので、熱の計算に次の章で始まる下地が整う基素.icon
第1章 熱化学
1 ミクロ変化と熱の出入り
3「~熱」「~エネルギー」の名称
4 総熱量保存(へス)の法則と熱化学計算
1 反応速度を支配する因子
2 反応速度を定義する式
3 反応速度を速度支配因子で表した式
1 平衡状態とは
2 可逆反応の条件
3 平衡(左=右)で等しいのは何か
平衡点を移動させる方法とその方向
速度より考えてみる/57
(1) 濃度を変える/57
(2) 温度を変える/ 58
(3) 活性化エネルギーを変える/58
(1) エネルギー (E)を変える/59
(2) 温度(T)を変える/60
(3) 散らばり度(S) を変える/ 60
成り立つ理由/65
(1)速度より説明する/65
(2) 自由エネルギー(G)より説明する/66
6. 平衡定数を使った各種平衡の計算
気体の溶解平衡/ 112
固体の溶解平衡/ 118
第4章 構造の理論
0 物質をもたらしている力
1 原子核のまわりの電子の様子を知る方法
0 ミクロレベルでの粒子の運動の原則/145
(1)波動関数/147
(2) 波イメージから粒イメージへ/150
2 電子配置/153
原子核の構造が確定するまでの歴史/ 162
原子核の構造と原子の元素への分類/165
4 原子と電子の出入りのしやすさ
原子の基本性格(キャラクター) / 172
結合
結合生成条件/ 180
結合の種類/ 182
結合の種類の判定法/ 184
物質の構造
分子間に働く引力と分子結晶/215
7 物質の物理的性質
融点、沸点…温度による揺さぶりに対しての強さ/228
色…光の照射に対して/231
物質の物理的性質のまとめ/233
第5章 状態の理論
物質の三態と状態図
1 固体,液体,気体のミクロな姿/ 240
2 状態を支配する因子と状態図/242
3 状態図の特徴/ 242
4状態図の見方/ 244
気体法則
(1) 空気が存在することの証明/248
(6) 気体の分子運動論と気体法則/259
気体法則の使い方/263
(1)気体の条件と理想気体/277
(2) 実在気体を理想気体に近づける条件/278
(3) 実在気体の状態方程式/279
(4) 実在気体の理想気体からのズレの考察/280
(1) 物質Xのみ、$ P_0一定でT変化/ 284
(2) 物質Xのみ、$ T_0一定でP変化/286
(3) $ V_0一定、T変化/ 287
(4) 液化しにくい気体Yの共存,$ P_0一定でT変化/288
(5) 液化しにくい気体Yの共存,$ T_0一定でP変化/ 290
溶液の性質
溶液の性質/ 305
希薄溶液の法則/ 309
粒子が溶液中に分散するもう一つの条件/318
コロイド粒子の大きさ/319
コロイド粒子が分散する条件とコロイドの分類/ 320
コロイド溶のつくり方/322
コロイド溶の性質/323